7月14日の第5戦終了後、
「スポンサーに夢を託されるドライバーとは」と題して、
ドライバーズ勉強会が開催されました。
講師を務めたのは、人材育成トレーナーとして28万名もの研修実績を持つアチーブメント
代表取締役社長の青木仁志でした。
「これまでの勉強会では、
皆さん自身が何を求めているのか?
すなわち自分の願望に焦点を当てて考えてもらいました。
今回のテーマは『スポンサーの獲得』です。
視点を変えて、自分ではなくスポンサーやファンの方々が
私達に何を求めているのか、何を期待しているのかについて考えてみましょう」
勉強会では、ドライバー同士での話し合いやワークを通じて
スポンサーやファンの気持ちを考える時間がとられました。
次第に彼らは、
多くのファンやスポンサーを獲得するためには、
レース結果だけでなく、レース以外の場での行動や
人間性も重要であることに気づいていきます。
講師の青木が紹介する、
ソーシャルメディアを使った顧客フォローや
配慮や感謝の表し方に興味津々のドライバーたち。
「具体的な内容で、自分がもっと行動しなければいけないことが
明確に分かりました」
「 レースで負けてしまった時こそ、応援してくださる方への連絡を
しっかりとしなくてはならないと感じました」
「自分の欲ばかりが先行していて、
スポンサーの気持ちをあまり考えていなかったことに気づきました」
など、
大きな気づきを得たことがうかがえる感想が、
多数寄せられた今回の勉強会。
次回の勉強会は「人間関係構築に有効な心理学」を
テーマに開催される予定です。
7月14日 降りしきる小雨の中、第5戦の決勝戦がスタート。
1番手スタートの平川は好スタートをきったものの、
加速に優れていた2番手中山が第一コーナーで並びかける。
しかし、ここで平川が踏ん張って1番手をキープすると、
徐々に後続を引き離す展開に。
結局9秒以上のマージンを稼ぎ出した平川は
鈴鹿以来のポール・トゥ・ウインで今季3勝目。
コンマ数秒差で辛くもスズキの猛攻を凌いだ中山が2位、
スズキは今季初表彰台を獲得した。
一方のNクラスではスタートで出遅れた1番手スタートの平峰が
Cクラスの山内、野尻、スズキにからまれるもポジションをキープ。
その後も、Cクラス勢に引けを取らない走りを披露した。
2番手スタートから出遅れた佐々木はトンプソンの先行を許してしまうが、
2周目の第1コーナーでこれを逆転、2番手にポジションを戻す。
平峰はそのまま逃げ切って優勝を飾り、連勝を3に伸ばした。
2位に佐々木、3位には粘りのレースを見せたトンプソンが入っている。
霧雨の中行われた第6戦。
Cクラス、1番手スタートの平川、2番手中山、3番手山内は
順位変動のないまま第1コーナーを通過。
その後は昨日の第5戦と同様、
平川が後続の中山とのギャップを徐々に広げていく展開に。
結局、連日の優勝でポイントリーダーの座を
平川がさらに強固なものにすることとなり、
2位中山、3位スズキと第5戦と同じ顔ぶれが表彰台に登った。
一方のNクラスの首位争いは波乱の内容となった。
予選でのタイヤ選択が功を奏し、
総合で1番手スタートとなったトンプソンは
スタートで加速で勝るCクラス勢に飲み込まれ、
Nクラス2番手スタートの平峰、そして4番手スタートの勝田との抜きつぬかれつの攻防戦に。
4周目に勝田とトンプソンが接触し、
トンプソンはコースオフ後にスピンを喫し、ここで平峰が再びトップに立つ。
そこから勝田、追い上げてきた佐々木との首位争いはさらに続いて行く。
激戦となったNクラス勢だが、
佐々木、勝田に10秒のペナルティーストップという裁定が下されたことで
労せずしてトップに返り咲いた平峰が、第5戦に続き連勝、
2位にホーソンが初表彰台を獲得し、3位には小泉洋史が入った。